ものづくりワークショップ

木曜日にものづくりミーティングの打ち合わせがあった。このミーティングの前に、個人的な進展が無くて行ってもしょうがないかなー、と正直思ってしまうことが多々ある。具体的に何をすればそう思わなくてすむか考えて、いくつかやってみた。

1.本・ネットで情報収集
基本ですな。いまはNeil Gershenfeld「ものづくり革命」

ものづくり革命 パーソナル・ファブリケーションの夜明け

ものづくり革命 パーソナル・ファブリケーションの夜明け

Terry Winograd編著「ソフトウェアの達人たち」(”Bringing Design to Software")
ソフトウェアの達人たち―認知科学からのアプローチ

ソフトウェアの達人たち―認知科学からのアプローチ

原研哉「デザインのデザイン」
デザインのデザイン Special Edition

デザインのデザイン Special Edition

を読んでいる。
また、AXIS12月号のIDEOの特集記事が非常に示唆的だった。ごく少数の人に、情熱大陸ばりに密着取材をし、その人の生活、性格をふくめトータルで理解することで、ニーズを探っている。また、極限状態での使われ方(極地、救急救命、宇宙開発etc)が参考になるという。この辺のことを頭にとめておいたら、京都大博物館のショップで、フィールドワーカー向け特注帆布カバンが目にとまった。「どんなに重いものを入れても壊れない」これも、特殊なニーズに応えるべく制作されたもの。今回は京大生というか自分自身が使いやすいカバンをかんがえる。

2.何か作ってみる
とりあえず学研「大人の科学」のアナログシンセを組み立ててみた。

組み立て自体は30分で終了。
つぎは(テストが終わったら)Gainerというオープンソースハードウェア、つまりはお手軽なマイコンと、シーカヤックの自作に取りかかる。

3.観察
机のまえで考えていてもわからない。時計台前の楠の下に座って、京大界隈の皆さんがカバンをどう使っていらっしゃるか観察。ここは待ち合わせ場所として京大でよく使われる。そのため行き交う人を見ていても怪しまれない。かごに荷物をきちんと入れているor入れることが出来ている人は少なく、かごがあるけど肩からかけたままだったり、ハンドルからぶら下げていたりする人が多い。かごが荷物を入れるものとしては機能していない。
この観察が一番決定的な考える材料になる。2月に参加者合同でフィールド調査をする予定。これは一人の限界を超えられそうで楽しみ。