五福星(うーふーしん)

横浜に住んでいる知り合いが、仙台の店のカップラーメンがコンビニで売っていたと教えてくれた。京都のコンビニでは、よほど売れないのかますたにのカップラーメンがどのコンビニにいっても目に付くものの、仙台のはない。
アマゾンで検索をかけると、日清から出ている、「行列ができる店のラーメン」シリーズの五福星のものだと判明。

12個は多すぎる。

うーふーしん。なつかしい。味は思い出せないけど。仙台にいたころは、仙台メディアテークに行く前後に行っていた。そのころ五福星は春日町にあり、2,3人の行列が時々できていたのを見かけていた。その後僕が京都に進学した前後に泉に移転した。

五福星のカップラーメンが神奈川で売っているならば、仙台でも売っているのではないか。実家の両親に探してもらったところ、4軒目、生協で見つかった。
それを知った電話で、五福星の主人が事故で片腕を失い、再起し、震災後被災地でラーメンの炊き出しを借金してまで実行したことを知る。そんなドキュメンタリーが全国放送されていたという。
カップラーメンは無事京都の僕の元へ到着。二個。

開けると、蓋に「炊き出しの経験から生まれた豚味噌らーめんを「行列のできる店のラーメン仙台」で再現しました」とある。僕の食べていた五福星の味じゃないのか。

「NO RAMEN NO LIFE」

つづいて

「【店長からのメッセージ】

一杯のらーめんの力はスゴイ!らーめん一杯でどれだけ元気に!笑顔になれることか!

そう「食べること」はまさに「生きる」ことの証しなのです。「ありがとう」の

いっぱい詰まった身も心もあったまるらーめんを

ぜひ、お召し上がりください。

五福星店主:早坂」

ともかくお湯を注いで5分待ってみた。

記憶は喚起されない味だ。

冷めたスープを改めて飲んだ。あ、豚の味だ。